Go Beyond

with HP

HPはテクノロジーの世界では、少し変わった存在です。私たちは、子どもたちとの約束をこれから守るのでなく、これまでもずっと約束を守ってきた会社です。

HPにおいて、責任あるテクノロジーは矛盾するものではありません。私たちの目的です。
 
創業者のビルとデイブが約1世紀前に会社のDNAとして浸透させたものです。彼らは革新と誠実さを同等に扱い、この二元性がHPの歴史の指針となり、HPの強みの一つとなりました。

それこそが、私たちが世界で最も持続可能で公正なテクノロジー企業を目指して取り組み続けている理由であり、これらの取り組みをビジネス戦略の根本としている理由でもあります。人類や環境への負荷を考えずに利益を得たとしても、本当の価値は得られないでしょう。

 

もちろん、私たちだけがこのような考え方を持っているわけではありません。多くの企業がより良い世界のために取り組んでいます。温室効果ガス排出量の削減。リサイクル素材の使用。これは消費者が望んでいることであり、すべての企業が取り組むべきことです。

 

では、違いは何でしょうか?HPでは、これらをやみくもに行っているわけではありません。

 

世界が直面している大規模な問題を解決するには、それに見合ったソリューションが必要です。すべての問題がつながっていることを認識し、それぞれがどのように影響を与えあうものなのかを考慮し、全体的に問題を解決できるようなソリューションが必要なのです。これは、気候変動対策、人権、デジタルエクイティにおける機会を結び付けます。

 

これはすべてを解決する魔法です。危害を減らすということではありません。私たちは、より良い影響を与えなければいけません。

HPの取り組み『Go Beyond』について

HPは、気候変動対策、人権、デジタルエクイティが交差する地点、すなわち「人」に焦点を当てています。

HPでは、ただ地球環境を守るために、気候変動対策を行っているわけではありません。人権とは、単純に多様な労働者を採用することではありません。デジタルエクイティは、テクノロジーの普及だけではありません。気候変動とそれによる急激な自然災害の増加は、財産を破壊します。数十億ドルがかかります。人を殺します。あるグループ全体がエクイティや教育、テクノロジーから断絶されると、それに続く世代も同じようになります。私たちは、破壊と損失が悪循環を生むことを知っています。一つの問題が別の問題を生み出します。たった一度ですべてのドミノが倒れます。

 

HPのサステナブルインパクト戦略を表す 「Go Beyond」は、この現実を認識し、それを未然に防ぐ対策を取り、現実を打開します。一つの良い行動が、多くの良い行動をもたらし、良い影響の連鎖反応が起こります。HPでは、気候変動対策、人権、デジタルエクイティの重点分野が人々とつながるところに焦点を当てています。なぜなら、HPのビジネスの中心にあるのは人だからです。社員、お客様、パートナー、株主といった人こそが私たちのビジネスを支えています。

気候変動対策

人権

デジタルエクイティ

HPの取り組み事例

私たちはプラスチックがカリブ海に流入するのを防ぎ、ハイチの地域社会の雇用創出を支援しました。

2010年にはハイチでマグニチュード7.0の地震が発生し、数十万人が死傷し、数百万人が避難しました。10年以上、震災による被害は西半球の最貧国全体に深刻な影響を与え続けています。

 

数年前、HPがサステナブルインパクトを最適化する方法を模索していたとき、HPのサプライチェーンをこの被災地に移行することにしました。新しいノートパソコン、インクカートリッジ、その他の製品を製造するために、ハイチからオーシャンバウンド・プラスチックを調達することで、2つのことを同時に達成しました。私たちはプラスチックがカリブ海に流入するのを防ぎ、ハイチの地域社会の雇用創出を支援しました。

 

その後、洗浄ラインを作り、より多くの雇用を創出し、全国で集められたプラスチックの価値を高めました。プラスチックを収集する人の子供たちのためにテクノロジーを活用した学習センターを2か所設置し、他では得られなかった教育の機会を子供たちに与えています。

最近、ハイチの非営利団体WORKやグローバルの非営利団体NABUと提携してハイチのアーティストが制作したクレオール語の子供向けの本を発表しました。それは、ある少年とプラスチックを収集する母親の話です。この本は、読者の早期の識字能力を高めます。また、NABU HP Creative Labの1年半のトレーニングプログラムを通じてこの本を制作した若手イラストレーターやライターに、価値の高い伝達可能なスキルを提供します。

HPは数年前からGirl Risingと提携しています。NGO のミッションは、ストーリーテリングの力を利用して女子とその教育に対する世界の価値観を変えることです。これは学習と機会を通じてエンパワーメントを高めるというHPの目標とほぼ一致しています。

私たちの最新のコラボレーションであるFuture Risingは、気候変動対策の教育プログラムです。このプログラムでは、ジェンダー平等と気候正義の両方にかかわっている17 歳から25歳までの世界中の若いリーダーを選出します。このパートナーシップは、財政的支援、スキル磨き とトレーニング(特にストーリーテリング)、指導、専門的な機会、ネットワークへのアクセスを提供します。

 

それは、マーシー・ワンジク・カモンジョのようなリーダーの声と努力をより浸透させます。マーシーはケニアの環境活動家であり、食料安全保障活動家です。彼女は、Kuza Generation Initiativeの創設者でもあります。これは、気候変動のインパクトに苦しむ農村地域のエンパワーメントを高める若者主導の非営利団体です。

マーシーは、気候変動に強い農業技術の使い方に関するトレーニングを女性と少女に提供しています。彼女のFuture Risingプロジェクトは、干ばつの中で食糧安全保障を守る女性グループを描いた短編映画です。

紙を印刷するごとに
木を植えます。

森林保護はHPにとって非常に重要な取り組みです。

森林ほど、相互依存とつながりの価値を明らかにわかる場所はありません。これは、樹木が広大な根のネットワークを通じて相互に通信する複雑なシステムであり、生態系から1種でも(動物、昆虫、菌類に関わらず) 滅亡すると、その生態系全体が崩壊する恐れがあります。これが、HPにとって森林保護が非常に重要な戦略である理由です。森林を保護し、再建し、責任を持って管理することは、種の生存や寿命、私たちが吸う空気に至るまで、あらゆることに影響を与えます。世界の森林の半分以上が脅威にさらされており、これは最も緊急に対応すべき事項の一つでもあります。私たちにとってそれは単に木を植えるだけではありません。認められた環境団体と提携するだけでなく、環境保護に役立つ製品やサービスを称え、より責任ある印刷のためのツールを共有することも含まれます。

2022年、HP製品やプリントサービスで使用されるすべての用紙の41%に森林破壊防止の対策を講じました。HPのプログラムにより、総フットプリントの36%を占めるHPブランド以外の用紙による森林破壊を抑制しました。

HPはWWFやArbor Day財団などと提携し、世界の多くの国で森林の管理、回復、保護に取り組んでいます。HP+では、用紙のブランドに関わらず、すべての印刷物についてHPのForest Positive Frameworkを通じて森林破壊のリスクを緩和する対策が取られています。HPブランドの用紙には、責任を持って管理されている森林由来であることが認証された材料、またはリサイクルされた材料のみが使用されています。他社ブランドの用紙については、HP+のお客様が使用する用紙のうち、責任を持って調達されたものではない可能性のある用紙の量に見合う金額を、主要地域の森林再生、保護、管理プロジェクトに投資しています。詳細については、www.hp.com/forestfirstをご覧ください。

HPの持続可能な製品ポートフォリオ

自然界の相互依存に組み込まれているのは、強力な象徴性と実践的な指針です。HPは、そのどちらも大切にしています。循環利用は私たちにインスピレーションを与える道標であるだけでなく、業界で最もサステナブルなPCやプリントポートフォリオを構築する方法でもあります。

2022 年には、発売したすべてのHPのPC、ディスプレイ、家庭やオフィス向けのプリンターに、リサイクル金属またはポストコンシューマーリサイクルプラスチックが使用されました。また、2022 年には、すべてのPC製品が EPEAT Gold 認証を獲得しました。過去3年間、HPの紙製の梱包材は100%リサイクルされ認定された方法で調達された素材で作られています。
 
HPのポートフォリオの循環利用は主にHP自身のリサイクルへの取り組みによって実現されています。ハイチの生産ラインを含む数多くのプログラムを通じて、1億1,000万本以上のペットボトルが海へ流出するのを防ぎました。また、リサイクルプログラムであるHPプラネット パートナーを通じて10億本以上のプリントカートリッジをリサイクルしてきました。

1 2019年1月以降に製造されたHP製PC、ワークステーション、ディスプレイに適用されます。米国の電気電子学会IEEE 1680.1-2018 EPEAT®️に基づく必須基準を全て満たし、EPEAT®️ Silverのオプション基準の50~74%を達成し、EPEAT®️ Goldのオプション基準の75~100%を達成することにより、GoldとSilverのEPEAT®️登録要件を満たします。ステータスは国によって異なります。詳しくは、www.epeat.netでご確認ください。

2 A2023年3月10日現在。HPは6900 以上のEPEAT Gold認証を取得しています。Dellは3300です。

共にさらに先へ

HPの社員が好んでいるデイブ・パッカードの言葉があります。

「社会改善は少数の人々に任せておけばいい仕事ではありません。すべての社員が行うべきである」

HPの「 Go Beyond」の取り組みは、その引用を体現するものです。シリコンバレーの発展に寄与したテクノロジー企業として、HPはリーダーシップを発揮して、より責任を持ってサステナブルで公正なテクノロジー業界になるように全力で取り組んでいます。

 

もちろん、私たちだけでは実現できませんし、私たちだけで行うようなことはしません。毎年、HPの社員は地域社会を支援するために数百万ドルを寄付し、何十万時間ものボランティア活動を行っています。2年前に、気候変動対策、ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョンへの取り組み、デジタルエクイティの推進を始めて以来、43か国の3,500以上のパートナーは、サステナブルに関する販売取引が5億ドル以上になったと報告しています。また、よりサステナブルかつインクルーシブに働く方法について社員を教育するために、74,000以上のサステナビリティトレーニング コースも修了しています。

私たちはみんなが自分の役割を果たしていることを知っています。リサイクルしたり、自分の地域社会でボランティア活動を行ったり、購入した製品がどのように制作されているかに注意深く見たりするなど、大小を問わず努力していることが重要です。これは、HP社員が好んでいるもう一つの格言につながります。

「環境負荷を最低限に留めるだけではありません。それは良い影響を最大限にもたらすことなのです。」

だから、一緒にやりましょう。より良い影響をもたらしましょう。

テクノロジー最新トレンド紹介メディア 「HP Tech & Device TV 」関連記事

カーボンニュートラルとは?欧米や日本の取り組みや現状、企業の実践方法を解説

Learn

サステナブルとは? 定義から取り組み事例までわかりやすく解説

Learn

ESGとは?定義や意味、SDGsとの違いや関連性、企業の取り組み事例

Learn

免責事項

製品画像は説明のみを目的としており、製品の在庫状況と色は国によって異なる場合があります。