デジタル ギャップの解消

HP はよりすぐれた、すべての人々をつなぐ世界を創造する力を信じています。その実現のため、HP は YMCA とパートナーシップを締結して、デジタル エクイティの問題に取り組み、 あらゆる社会的背景を持つ人々が基礎的なスキルや知識にアクセスできるよう支援します。
 
デジタル格差により、テクノロジーや生きるために必要なインターネットへのアクセスから取り残されるコミュニティが数多く生まれています。こうした問題は、技術の進歩から取り残された社会的弱者の人々の間で最も深刻である場合が多く、事態をいっそう困難にしています。YMCA と力を合わせ、私たちはすべての人々のための、よりインクルーシブな社会と経済の実現に向けて活動しています。
 
私たちのグローバルな取り組みである HP LIFE は、これまでに約 200 か国の 85 万人におよぶユーザーに向けて、30 種類以上の無料オンライン コースをさまざまな言語で提供しています。サービス開始以来、8 種類の言語によるオンライン コースが、延べ 200 万回受講されています。これらのコースはビジネス、IT、起業の基礎的なスキルを対象とするもので、デジタル時代における成功へとユーザーを導く手助けとなるものです。YMCA の協力により、これらの価値ある資源をより幅広い視聴者が利用できるよう、整備が進められています。また、HP は YMCA が持つ影響力とその範囲を広められるよう、 経済的な支援も提供してきました。こうした支援を受けて YMCA は新しい学習センターを設立し、高いスキルを備えた講師を集めることに成功しました。デジタル ギャップの解消に向け、私たちのパートナーシップはいっそう高い効果を発揮しています。
 
HP と YMCA の取り組みのゴールは、デジタル格差の縮小に向けて人々を支援すること、特に若い世代の人々が新しいスキルを獲得し、安定した雇用の機会を得て、実りある将来を築けるよう支えていくことにあります。そして、こうしたスキルは世界各地で今すぐにでもニーズがあるものです。国連がスポンサーとなって行われている Decent Jobs for Youth (若者のための素晴らしい仕事) の取り組みによれば、世界の若者の 5 分の 1 が教育や正式なスキル トレーニングを受けられずに失業しています。
 
HP は、1 億 5000 万人の人々のデジタル エクイティを 2030 年までに実現することを目指して力を尽くしています。YMCA の Vision 2030 戦略もまた、世界各地のコミュニティで教育、雇用、起業を促進するにあたりデジタル エクイティの考え方を取り入れています。私たちが協業することで、すでにインド、エチオピア、リベリア、コソボ、スコットランド、エルサレム、米国の若者に向けて活動を展開しています。来年までにはこのプログラムが 50 か国で実施される見通しです。
 
HP と YMCA のコラボレーションは、テクノロジーと社会的責任が交わる地点で、何を引き起こせるかを示すものです。HP LIFE の持つ力を YMCA の広範なネットワークと組み合わせることで、私たちはより明るい、よりインクルーシブな未来がすべての人々にもたらされるよう、着実に歩みを進めています。
 
このサマリーは、HPが提供する「The Garage」の記事から抜粋したものです（初掲載は2022年8月11日）。記事全文につきましては、https://garage.hp.com/master/en/impact/hplife-ymca-digital-equity-education.htmlをご覧ください。