プレスリリース: 2014年11月06日

ワークロード特化型サーバー「HP Moonshot System」のポートフォリオを拡充

- 急増するWebホスティング、ビデオトランスコーディング、HPC、リアルタイムデータ処理に最適化されたカートリッジ4機種を投入 -



2014年11月6日

日本ヒューレット・パッカード株式会社


 日本ヒューレット・パッカード株式会社(略称:日本HP、本社:東京都江東区、社長執行役員:ジム・メリット)は、ワークロード特化型サーバー「HP Moonshot System」の新たなカートリッジ4機種を発表します。今回のポートフォリオ拡充により、求められるワークロード毎に最適なリソースを迅速かつ適材適所に提供する「Compute(コンピュート)」戦略をさらに推進します。

• Webホスティング向け: HP ProLiant m350サーバーカートリッジ
• ビデオトランスコーディング及びアプリケーション配信向け:HP ProLiant m710サーバーカートリッジ
• ハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)向け:HP ProLiant m400サーバーカートリッジ
• ビッグデータのリアルタイムアナリティクス向け:HP ProLiant m800サーバーカートリッジ

 クラウド、モビリティ、ビッグデータ、セキュリティなどのITメガトレンドの存在と、スマートフォンなどのデバイスとデータの爆発を背景に、Webホスティング、ビデオトランスコーディング、HPC、ビッグデータアナリティクスなどのワークロードにおいて、Computeリソースに対するニーズが飛躍的に増大しています。その結果、企業はエンドユーザーが快適に利用できるシステムと、ビジネスイノベーションを加速できるComputeリソースを迅速かつ柔軟に提供し、さらに運用コストも削減しなければならないという課題に直面しています。

 一方、従来型のインフラでは、硬直的な専用装置、スペースおよび電力削減の限界、急増するワークロードで求められるI/O性能やグラフィック性能の制約等のために、その課題に充分に対応できない状況です。本日発表するMoonshotの4つのサーバーカートリッジは、従来型のインフラとは異なる新しい選択肢を企業に提供し、上記の課題を劇的に解決します。

製品名希望小売価格(税抜)販売開始日
HP ProLiant m350サーバーカートリッジ
(シャーシ、15カートリッジ/60ノード、スイッチ含)
16,033,000円~11月6日
HP ProLiant m710サーバーカートリッジ
(シャーシ、15カートリッジ、スイッチ含)
10,464,000円~11月6日
HP ProLiant m400サーバーカートリッジ
(シャーシ、15カートリッジ、スイッチ含)
11,049,000円~11月6日
HP ProLiant m800サーバーカートリッジ
(シャーシ、15カートリッジ/60ノード、スイッチ含)
15,343,000円~11月6日


新製品の主な特長は以下の通りです。

<Webホスティング向け「HP ProLiant m350」>
 「HP ProLiant m350サーバーカートリッジ(以下、HP ProLiant m350)」は、サービスプロバイダ向けに開発された、Intel® Atom™ C2730を4ノード分搭載する高密度サーバーカートリッジです。4.3Uのシャーシに180サーバー、1440コアという、「HP Moonshot System」において最も高密度で多くのCPUコアを搭載することができるこのサーバーは、限られたスペース内に、より多くのコンピュートリソースを必要とするWebホスティング環境に最適です。
 また、Intel Atomプロセッサー搭載のHP Moonshotサーバー向け専用製品として、従来よりも格段に低価格なRed Hat Enterprise Linuxサブスクリプションが同時に販売開始されます。これにより、OSまで含めたエンタープライズクラスのWebソリューションを圧倒的に低いTCOで実現できます。


<ビデオトランスコーディング及びアプリケーション配信向け「HP ProLiant m710」>
 「HP ProLiant m710サーバーカートリッジ(以下、HP ProLiant m710)」は、本サーバー向けにカスタマイズされたIntel Xeon® E3-1284L v3プロセッサーを搭載し、Intel Iris™ Pro Graphics P5200 GPU(グラフィックス・プロセッシング・ユニット)を内蔵しています。すでに検証・実証済みのVantrix社のVantrix Media PlatformやHarmonic社のHarmonic VOSソリューションと組み合わせて利用することにより、従来の業界平均と比べ20倍もコストパフォーマンスの高いビデオトランスコーディング能力を提供します。(*1)

 また、SoCに統合されたGPUの性能を生かして、Citrix社のCitrix XenAppと組み合わせたSBC(XenApp)方式のアプリケーション配信プラットフォームとして使用することができます。お客様はデータセンター内で、Microsoft Officeアプリケーションから高度なマルチメディア・ヘルスケアアプリケーションにいたるまで、あらゆるアプリケーションをホスティングして、エンドユーザーにサービスとして提供することができます。


<HPC向け「HP ProLiant m400」>
 業界初の64-bit ARM®サーバーである「HP ProLiant m400サーバーカートリッジ(以下、HP ProLiant m400)」は、数年間にわたるお客様の意見とARMエコシステムの拡大により誕生したサーバーです。HPが提供するサーバーとしてHPの厳格なエンジニアリング基準とテストをクリアし、卓越したパフォーマンスと品質が証明されているため、エンタープライズクラスのデータセンターの業務にすぐに導入できます。

 「HP Moonshot System」の革新性とARM v8-A 64-bitアーキテクチャの画期的な能力を組み合わせることで、メモリとI/Oスループットを最大化し、最適なコンピュート環境を実現します。Applied Micro Circuits CorporationのX-Gene™ Server on a Chip™とCanonical Ubuntuオペレーティングシステムを搭載する「HP ProLiant m400」は、電力、冷却、スペース面の無駄を省き、総所有コストを従来のラックサーバーに比べ最大35%削減できます。(*2)


<ビックデータのリアルタイムアナリティクス向け「HP ProLiant m800」>
 DSP(digital signal processor)を搭載した「HP ProLiant m800サーバーカートリッジ(以下、HP ProLiant m800)」は、パターン分析など、大量で複雑なデータのリアルタイム処理用に最適化されたサーバーカートリッジです。この32-bit ARMベースのサーバーは、KeyStone™アーキテクチャベースのTexas Instruments製66AK2Hx SOCを搭載しています。ARM Cortex®-A15クアッドコアと統合DSP、Canonical、HP 2D Torus Mesh FabricとSerial Rapid I/Oの組み合わせを特長とし、従来と比べ3倍の帯域幅を持ち、90%低いレイテンシーのデータスループットを実現します。(*3)

 さらにHPは、「HP ProLiant m800」をEnea Telco Development PlatformおよびeInfochipsのMultimedia Transcode Engineと組み合わせ、通信事業者向けにネットワーク機能の開発を迅速化する統合開発プラットフォームを提供します。通信会社は新しいサービスのリリースを早め、ラックあたりのパフォーマンスをATCAインフラストラクチャと比べ2倍に向上します。(*4)


*1: 『2014 Global Media and Entertainment Video Transcoding Market』、Avni Rambhia氏著、Frost & Sullivan(2014年8月)およびVantrix社のベンチマークより。

*2: Moor Insights & Strategyのホワイトペーパー、『The First Enterprise Class 64-Bit ARMv8 Server: HP Moonshot System’s HP ProLiant m400 Server Cartridge』より。このホワイトペーパーはhttp://www.moorinsightsstrategy.com/?p=4753に掲載されています。TCOは電力、冷却、スペース面での削減量を含む3年間の計算に基づきます。この使用事例は、階層化されたWebインフラストラクチャを使用してWebリクエストに対応している中規模の民間インターネットプロバイダの場合です。ミッドレンジのx86とハイエンドのx86 1Uラックサーバーの組み合わせを「HP ProLiant m400サーバー」と比較した結果に基づいています。

a. クライアント向けの階層には、ミッドレンジのx86 1Uラックサーバーを使用しました。(数量:80/2ラック)1P Xeon E3 1200 v3、32GBメモリ、 HDD またはSSD x 1、1GbE、電源 x 1、 1年間のLinuxサポート
b. アプリケーション/キャッシング階層には、ハイエンドのx86 1Uラックサーバーを使用しました。(数量:40/1ラック)2P Xeon E5 2600 v3、64GBメモリ、HDDまたはSSD x 1、10GbE、冗長電源、1年間のLinuxサポート
c. 「HP ProLiant m400」: (数量:135/1ラック)1P 64-bit ARMv8ベースのX-Gene、64GBメモリ、1-120Gb M.2ソリッドステートブートデバイス、10GbE、冗長電源、1年間のLinuxサポート

*3: イーサネットとの比較:SRIO = 3Gbps に対してイーサネット = 1Gbps、SRIOの2.5マイクロ秒に対してイーサネットは25マイクロ秒(イーサネットの場合の一般的な値)

*4: ATCA(TI Shannon)と「HP ProLiant m800」(TI Hawking)の比較(G.729ABアルゴリズムを使用):ATCA(TI Shannon) = 12RUあたり113,280に対してm800(Hawking) = 12RUに対して254,880


新製品に関する製品情報は以下のURLを参照してください。
 http://www.hp.com/jp/moonshot/

製品写真ライブラリ (画像データは以下のURLからご覧になれます。)
 http://h50146.www5.hp.com/info/newsroom/library/proliant/


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文中の社名、商品名は、各社の商標または登録商標です。

お客様からのお問い合わせ先
 カスタマー・インフォメーションセンター TEL: 0120-436-555
 ホームページ: http://www.hp.com/jp/